ETF

金鉱株ETFを買うならどれ?GDXとGDXJの解説!

 

金鉱株へ簡単に投資できるETFを探してるけど何があるのかな?おすすめの銘柄を教えて欲しい・・・

そんな方の悩みを解決します。

本記事の内容
  • 金鉱株ETFとは
  • おすすめ金鉱株ETF2選
  • 株価のパフォーマンス比較
  • 経費と分配利回り
  • 投資できる証券会社

金鉱株ETFとは

金鉱株ETFとは、数ある金鉱株に分散投資できる金融商品です。

金鉱株に投資してみたいけど、どの企業に投資したら良いか分からないなんて方におすすめです。

金鉱株の特徴

金鉱株は普通に金(ゴールド)に投資するのと違った意味合いがあります。

特徴を以下にまとめました。

金鉱株の特徴
  • 金の価格が上がったら金鉱株の株価も上がる
  • 金鉱株の株価は、金の価格以外にも企業の利益、決算によっても影響を受ける
  • 金に投資するよりも株価の変動が激しいが、その分大きな値上がりを期待できる
  • 配当金が出る(金への投資では配当金が出ない)

金への投資と比べて大きく異なるのが、企業の業績によっても株価が変動することと配当金が出るところですね。

ボラが大きい分、配当金が貰えたり、金に投資する以上のリターンが期待できるといったメリットがあります。

他にも、金鉱株ETFは名前も全く知らないような金鉱関連の企業に簡単に分散投資できる点もメリットです。

テクノロジー関連の企業であれば、Googleやアップルなど誰もが知っている企業が思い浮かびますが、金鉱株で有名な企業は分かる方は少ないと思います。

そういった悩みを解決してくれるのが金鉱株ETFですね。

次に国内の証券会社でも購入できる、おすすめの金鉱株ETFを2つ紹介していきます。

GDXとGDXJとは

GDXとGDXJはVanEck社が運用している金鉱株ETFです。

GDXは大手の金鉱株へ分散投資でき、GDXJでは中小の金鉱株へ分散投資できるのが特徴です。

時価総額の点でおけば、GDXが一位、そしてGDXJが二位となっており、信頼性の高い大きなファンドとなっています。

出所:etfdb

パフォーマンス

次にGDXとGDXJのパフォーマンスを見ていきます。

今回はこの二つの金鉱株ETFに加え、金の価格と連動しているGLDも合わせて比較してみました。

1年足での結果が下のグラフになります。

オレンジ:GDX(大型) ローソク:GLD(金) 青:GDXJ(中小)

 

直近一年間(2022年3月時)のパフォーマンスを見てみると、金が15.5%上昇してる中、GDXは18%、GDXJは2.5%と小幅高に留まります。

中小の金鉱株に投資しているGDXJだけ大きく劣っていますね。

 

直近一年だけでは何とも言えないため、ついでに五年足での比較も行ってみました。

下のグラフになります。

オレンジ:GDX ローソク:GLD 青:GDXJ

 

結果、金は62%、GDXは75.5%上昇し、GDXJは37%のみの上昇となりました。

グラフを見てみると、金は比較的穏やかな値動きをしていますが、金鉱株ETFの双方は激しい値動きになっていることがわかります。

過去の値動きを見る限り、GDX(大手金鉱株)に投資すれば金より大きめのリターンを得ることが出来る可能性がある一方、金より大きく下がっている時もあったので、リスクはやや高めですね。

パフォーマンスの面では、直近五年間でGDXがGDXJを上回った時がほぼないので、金鉱株ETFに投資するならGDXの方が今後も良さそうです。

それに加えて、なるべく大手の企業に投資した方が安定してそうですしね。

経費と分配利回り

ETFに投資する際はパフォーマンスだけでなく、経費率を忘れずに確認しておくことが大切です。

ではGDXとGDXJの経費率と分配利回りを見ていきましょう。

2022/3 GDX GDXJ
経費率(%) 0.51 0.52
分配利回り(%) 1.39 1.55

 

金鉱株という他にあまりないセクターなので、経費率は共に0.51、0.52%と高めに設定されています。

知らない金鉱株に簡単に投資できるのはメリットですが、保有コストが高めなのが気になるところです。

分配利回りに関してはそれぞれ1.33、1.55%と高くはないですが、経費をカバーする以上の分配利回りがあるのは良いですね。

おすすめはGDXとGDXJどっち?

結論を述べると、私はGDXの方がおすすめです。

GDXは大手の金鉱株に分散投資しているため、小型の金鉱株ETFよりボラが低く安心感があり、パフォーマンスの面でも長けているからです。

金鉱株ETFの時価総額一位というのもポイントですね。

GDXJは中小の金鉱株といったニッチなエリアをカバーしている他にないETFではありますが、金へ投資するよりリターンが低かったりした点が気になります。

今後の伸びに期待です。

まとめ

金鉱株ETFには大きく分けてGDXGDXJの二つがあり、それぞれ大手と中小の金鉱株に分散投資できます。

もしあなたが金鉱株ETFに投資を考えているのであれば、この二つが選択肢になるでしょう。

他にもRINGという金鉱株ETFがありますが、調べたところ国内証券会社で取り扱われていませんでした。

無難に大手の金鉱株へ投資を考えているのであればGDX、過去のパフォーマンスは気にせず小型の金鉱株に投資してみたいというチャレンジングな方はGDXJもありかもしれません。

あなたの好みに応じて選んでみてください。

本記事が金鉱株ETFを探している方の参考になれば幸いです。

GDXとGDXJを取引できる証券会社

 

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