コラム

【2021年】テスラの株価は高すぎると思い、凡人の私が考察してみた

 

まず初めに、この記事では私が思った事を述べていることが多いため、必ずしも内容が全て正しいとは限りませんし、他の人との意見の食い違い等あると思います。

その点をご了承の上、読み進めて下さい。

冒頭

常にテスラの株価は「もうすぐ下落する」と言われ続けましたが、予想とは真逆の、一年で約8倍と大幅に上昇しました。

多くの投資家がそう思っていたので、ここでテスラの株を空売りして大きく儲けてやろうと睨み、結果として彼らは大痛手を負うことになります。

その損失額は日本円にすると、約3.6兆円にも上ると言われていて、コロナ下の米国航空業界の損失を上回るとも報道され、話題を集めました。

私もテスラの株価は高すぎだと常に思っていて、空売りする投資家が多いのも理解できました。

テスラのPERの数値が異常に高すぎる

2021年1月現在、テスラのPERは約1600で、この数値がどれだけ高いかというと、米国の車メーカーのゼネラルモーターズのPERが27、トヨタ自動車は16です。

同業種でもテスラは群を抜いていることがわかります。

そもそもPERは何なのかといえば、株価に対してどれだけ純利益を上げることが出来ているかという指標で、この数値が高いほど、株価は割高、もしくは純利益が低いことを意味します。

そしてPERは、あなたの投資資金が何年分の純利益で回収できるかを表す意味合いもあります。もしPERが10なら10年といった具合です。

つまりテスラの場合、約1600年かかるということになります。

あくまでもPERは客観的に株価の割安度を調べる一つの指標に過ぎないですが、それを考えても異常に高いです。

もしテスラが利益を急激に伸ばしていくことができれば、PERはそれにつられ下がっていきますが、今の株価で現状の純利益の10倍を仮に出したとしても、PERは160でいずれにせよ割高と判断されます。

ただ最近の傾向によると、バリュー株と呼ばれる実際の価値より割安に放置されている株を拾うより、利益は未だあまり出ていなくとも今後の大幅な成長に期待できるグロース株の方がパフォーマンスが優れていること考慮すれば、テスラが上がり続けるのも理解できなくは無いです。

もう過去とは違い、「PERが100以上の株は避けるべき」というような考えはもう古く、通用しなくなって来てるのかもしれません。

それでも私だったらPERが1600もあるテスラに手を出したいとは思いませんが…

PSRが高すぎる

新興成長企業のテスラに、客観的にPERで株価の割安度を測るのはあまり適当では無いかもしれません。

なので、時価総額を一年の売上高で割ることで算出されるPSRを用い、テスラの株価は高過ぎないか分析してみたいと思います。

PSRは簡単に説明すれば、株価売上高倍率とも呼ばれ、テスラのような急成長を遂げているような企業の株価の割安度を測るのによく使われる指標の一つです。

PSRが高いほど割高と判断され、低いと割安と判断されます。

 

まず初めに私がテスラのPSRを調べたところ、約28でした。数値だけだとピンとこないと思うので、同業界の企業のPSRを調べます。

その結果、車産業のPSRの平均値が2.71でした。

つまり、テスラは同業界のPSRの平均値の10倍以上になることがわかり、指数上は超がつく程割高と判断されます。

あくまでも指数上です。

ただ私はPERだけでなく、PSRからの観点でみても、どうしてもテスラの株は割高に見えてしまいます。

テスラの時価総額が既に70兆円越え

70兆円という時価総額は、日本で時価総額一位を誇るトヨタ自動車の3倍近くにも及びます。

2020年の7月には「テスラがトヨタ自動車の時価総額を超えた」と大きく報道されましたが、それからわずか半年という短期間でこの上昇ぶりは、いくらEV車がガソリン車に代わって今後の車業界を牽引して行くからといい、テスラの株価は過大評価されすぎだと思っていました。

アーク・インベストメントというテスラを多く保有しているファンドは、2024年までにはテスラの株価は7000ドルに達すると予想していますが、そう考えると現状の株価は826ドルなので、ここから9倍近くになるということで、時価総額で例えるなら600兆円を超える規模になり、現在時価総額200兆円を誇る一位のアップルを優に超えることになります。

2021〜2024年間の僅か4年間で9倍になるには、1年平均で約75%のパフォーマンスを出し続ける計算になりますし、既に世界の企業の時価総額TOP10に入っているテスラがこのスピードで上がる訳は無いだろうというのが私の考えです。

確かにテスラはEV車の需要とクリーンエネルギーを追い風としていて、更には自動運転など近未来のテクノロジーを載せている有望な企業で、今後も伸びていくとは私も思いますが、それを踏まえても現状の株価が高すぎるので、売り上げが伸びても、その額にある程度適応した株価に収束するのでは無いかと、凡人の私は予想しています。

しかし2018年頃からテスラの大幅上昇を予想しており、2020年には運用している5本のETFの全てのパフォーマンスを100%超えを達成したアーク・インベストメントが予想することなので、私たちには見えない世界が見えていることは間違い無いです。

まとめ

簡単にではありますが、私一個人の意見を交えながらテスラの株価について考察し、株価が高すぎると思う理由として、本記事ではPER、PSR、そして時価総額について掲げました。

勿論、将来的にEV車の需要が急速に高まり、そして世界のシェアのトップをテスラが牽引しながら利益も順調に重ねていけば、引き続き右肩上がりに株価は推移する可能性も十分考えられますが、それでも現状出している純利益に対して株価は高すぎると思います。

過去には、テスラCEOのイーロン・マスク本人も「テスラの株は高すぎる」と認めています。

今後もこのテスラの株高は続くかもしれませんが、私は一度昨年の9月にテスラ株を全売却してしまった事を後悔しているので、買いはもういれずに静観することにします。

ただ、株を持っていようがいまいが、テスラが私たちに与えてくれる未来はどうなるのか、とても楽しみではあります。

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