そんな悩みを解決します。
配当金は再投資することで、複利の力で最大のパフォーマンスを狙うことができますが、具体的にするとしないでどれくらい変わるのか気になりますよね。
本記事でご紹介します。
- 配当金を再投資する重要性
- 再投資後のパフォーマンスを調べる方法
- 実際に再投資する方法
配当金を再投資する重要性について
そもそも配当金を再投資するしないでどれくらいパフォーマンスに差が出るのでしょうか?
S&P500指数に連動しているVOOを五年足で調べてみたのでご覧ください。


グラフを見てみると再投資なしの場合は+94.5%ですが、ありの場合は+113.1%と差が20%近くあることがわかります。
五年間だけでこんなにも差が出てしまうのは驚きですよね。
では、どのウェブサイトで何をしたらこのような比較ができるのか?
本記事を読んだら、あなたの調べたい銘柄で実践できますよ。
配当金再投資後のパフォーマンスを調べる方法

調べるにはTradingViewがうってつけです。
使い方について誰でも分かるよう紹介します。
TradingViewの使い方
3つのステップで調べられるので簡単にできますよ。
- TradingViewにアクセス
- 調べたい銘柄を設定
- 数箇所クリック
まずはTradingViewにアクセスしましょう。
アクセス後は画面左上であなたの調べたい銘柄選択します。

選択後は検索した銘柄の株価のグラフが表示されます。

ただ、この状態では配当金を再投資した場合としない場合の比較ができないので、表記を%に変更しましょう。
%に変える方法
%に表記を変えるにはチャート右下の歯車を選択し、その次にPercentを選択します。

これだけです。

配当再投資後のグラフの表示方法
先ほどクリックした歯車の左下にあるadjをクリックします。

これだけで配当再投資後のグラフを表示できます。

配当なしの場合はBNDのパフォーマンスはー6.67%だったにも関わらず、配当再投資ありの場合はー0.73%と大きく改善しました。
このように配当金が高い銘柄の場合、配当再投資をするしないでどれくらいパフォーマンスが違うかお分かりいただけたかと思います。
配当金再投資のあるなし比較をする方法はこれだけです。
簡単すぎるので、1分もあれば終わっちゃいますね。
実際に配当金を再投資するには
主に配当金を再投資する方法は三つあります。
一つずつ解説しますね。
配当金再投資法その1:投資信託を購入する
一番簡単でおすすめなのは米国株指数に連動した投資信託を購入することです。
投資信託はETFと比べ保有コストが高い代わりに、配当金(分配金)を自動で再投資してくれるという大きなメリットがあります。
例えばSBI証券のSBI・V・S&P500インデックス・ファンドでは、配当金がファンド内で再投資される設定になっています。

つまり私たちの懐に直接配当金は入ってこない代わりに、利益を最大化できるわけですね。
保有コストはETFに比べ高くなってしまいますが、複利の力が勝ると考えれば、配当金で頑張ってETFを購入するより、投資信託を購入する方が良いと私は考えてます。
投資信託のデメリット
配当金自動投資が魅力的ではありますが、いくつかデメリットもあります。
- 投資できる市場が限定的
- 個別株に対応していない
一つ目は投資信託はETFのように種類が豊富ではないため、あなたが投資したいETFの代用がない可能性があることです。
その場合、投資信託で投資することはできなくなってしまいます。
二つ目は個別株に対応していないことです。
投資信託は特定の市場に投資する金融商品なので、個別株投資はできません。
その2:マネックス証券の配当再投資サービスを利用する
マネックス証券では米国株定期買付サービスのオプション機能を使うことにより、配当金の再投資が可能です。
仕組みとしまして、配当金が入ったら同銘柄の買付が自動で行われ、足りない分のお金は外国株口座の預かり金から支払われます。
この機能を使えば配当金のみの投資は出来ずとも、効率良く再投資が可能です。
詳細はこちらをご覧ください。
デメリット
保有株数が少なすぎると配当金も少ないため、買付に必要な預かり金が増えます。
銘柄にもよりますが、少額投資家の方にとっては負担が大きくなってしまうので要注意です。
その3:Paypay証券を使う
PayPay証券は一株単位ではなく1000円から投資ができるため、配当金の再投資が可能です。
なので、個別株の配当金再投資も可能となります。
おそらく米国株を1000円から購入できるのは国内ではPaypay証券だけでしょう。
ただ、こちらも投資信託と同様にデメリットがあるので解説します。
Paypay証券のデメリット
大きく分けて二つあります。
- SBIや楽天証券に比べて取引手数料と為替手数料が高め
- 取扱銘柄が少ない
以下が他社との比較の簡単な表となります。
Paypay証券 | |
---|---|
取引手数料 | 0.50% (SBI、楽天、マネックスは0.495%) |
為替手数料 | 1ドルにつき0.35円(〃は0.25円) |
取引銘柄数 | 個別株+ETFで200以下(〃は4000以上) |
取引手数料はさほど変わりませんが、為替手数料が高めです。
そして、取引銘柄数がとても少ないので、投資できる企業が限られています。
Paypay証券では配当金を再投資できるのはメリットですが、このようなデメリットがあるので注意が必要です。
まとめ
米国株配当金を再投資をした場合のパフォーマンスはTradingViewで調べましょう。
調べていくうちに、どれだけ配当金がパフォーマンスにおいて大きな役割を担っているか実感できると思いますよ。
お試しあれ!
あなたが投資したい市場をカバーしている投資信託を買う
マネックス証券の配当再投資サービスを利用する
Paypay証券を使う
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