コラム

2021年に買って後悔した米国株ベスト3

2021年に入り、S&P500指数とダウ指数は過去最高値を更新し続け、全体的に株価が上がっているように見えます。

確かにその通りではありますが、その最中、クリーンエネルギー関連の株やSPAC銘柄などの上がりすぎた個別株が、2月頃から一斉に暴落をし始めました。

私はVOOやVWOのETFを軸にし、それに加えて自分の今後応援したいと思う個別株を購入してきましたが、大穴を狙ったばかり大きく痛手を追ってしまう個別株がいくつか出てきてしまいました。

本記事では、私が買わなければ良かったと後悔した銘柄について、ベスト3のランキング方式で紹介します。

1位:ルミナーテクノロジーズ −40%

私のポートフォリオの中で一番足を引っ張ってしまっている銘柄が、自動運転に必要とされているLidarの設計、生産をしているルミナーテクノロジーズです。

ルミナーは2020年の12月にSPAC上場し、市場を盛り上がらせたのと、当時わずか25歳だったCEOのオースティン・ラッセルが数少ない若きビリオネアの一人になったことでも、注目された企業です。

私的にとても応援したい企業の一つでしたが、買うタイミングを間違えてしまった為、大きく損失を被ってしまうことになります。

下のグラフがルミナーの上場後の株価と、私が買いを入れたタイミングを示したグラフです。

私は2回に分けルミナーの株を購入し、割合的には1回目に保有率の7~8割ほど、そして残りは下落傾向にある時に買い増ししました。

しかし4月現在、結果として惨敗に終わっており、損益は-40%ほどと大きく損失を抱えてしまいました。

ではなぜこうなってしまったか?

私なりに考察してみます。

大穴狙いで失敗した。

私がルミナーで大きく損をしてしまったのは、大穴狙いでルミナーの株を購入してしまったことです。

ルミナーは当時、まだ上場してから間も無く、Lidarを必要とする市場規模は2030年ごろには約600倍にもなるとの予測があったので、「そう考えれば現状の株価は割安」だと勝手に解釈してしまいました。

出所:grandviewreserch

しかしルミナーはまだ利益を上げている企業ではなく、開発費などに多くのお金をかけている大赤字企業です。

ルミナーのビジネスモデルに期待したい気持ちも分かりますが、振り返ってみれば、大赤字の企業に二度も買いを入れてしまったのは私の反省点であり、企業の決算書や財務指標を重視とした本来の投資スタイルを忘れるべきではありませんでした。

ルミナーは有望な株だと思っていますが、買いを入れるにしてもポジションをもっと低めにしつつ、もう少し機会分散すればよかったというのがもう一つの反省点です。

保有率&損失まとめ

  • 当時の私のポートフォリオの組入れ比率:3%
  • 平均取得単価:30ドル
  • 現在の株価:18ドル
  • 損失:-40%

おまけ:そもそもなぜこんなに株価が落ちたのか?

私が下落理由を探ってみたところ、ルミナーに悪影響を与えるニュースは見つけることができませんでした。

しかし一つ明確なサインを見つけました。

それが空売り比率の急激な上昇です。

出所:Fintel

上の空売り比率のグラフを見てわかるように、3月の下旬くらいから空売り比率が急上昇しており、丁度ルミナーの株価が大きく下落した時期と重なります。

つまりどこかの大手の機関が一斉に空売りを仕掛け、株価が大きく下落したのではと私は考えています。

2位:パランティアテクノロジーズ −20%

ルミナーの次にランクインしたのはダイレクトリスティングで上場を果たしたパランティアテクノロジーズです。

パランティアはビッグデータと呼ばれる、膨大な量のデータを分析し、それらのデータをまとめ上げ、活用するビジネスをしています。

私がパランティアに投資した理由は、「データを制する者は世界を制する」と考えていたからです。

しかし、結果としてこの判断は浅はかでした。

下のグラフが私の買いを入れたタイミングとパランティアの株価の推移を表しています。

こちらもルミナーと同じように二度買いを入れてしまい、損失を膨らませてしまいました。

1回目は1株30ドルほどで、そして2回目は24ドルの時です。

なぜ-20%と大きく損失を被ることになったのか?

考察してみます。

赤字企業に投資するべきではなかった

既に述べたことと被ってしまいますが、やはり赤字企業に攻めて行ってしまったのが私の失敗点です。

パランティアは2020年の第3期に8億ドルを超える大赤字を計上していますが、株価は2021年の1月には1株あたり40ドル近くまで跳ね上がっています。

出所:Yahoo finance

2020年の4期で赤字は減少したものも、以前より純利益が悪化しているにも関わらずです。

パランティアのような赤字企業で、株価だけが鰻登りになっていく株は、改めてレッドフラグだと身にしみて感じました。

企業のビジネスモデル

パランティアへ投資する前に、

「どういったビジネスモデルなのか?」

という点について追求しておくべきでした。

なぜなら、パランティアの場合は特殊で、総売り上げの内の56%が政府からの収入で占めているからです。(2020年時)

出所:Palantir

つまり、半分以上が政府からの収入で、民間企業からの収益は半分以下ということになります。

政府からの収入はある程度限られていると考えれば、民間企業との提携先を増やしていくしかありませんが、パランティアの民間企業の契約先は、ウォルマートやエアバスなどの超がつくほどの大企業が多いので、小中規模の企業から利益を得ることは現状難しそうです。

なので、パランティアの技術が何にも変え難いものだとしても、利益がある程度限られてくるとなると、「投資先としてはどうなのか」と改めて疑問には思いました。

パランティア設立者が株を大量売却

パランティアは2020年9月30日に上場しましたが、その日に、パランティアの設立者であるピーター・ティールが保有株の大量売却に走ります。

以下がSecform4に記録されている、パランティアの上場日に行われた内部社の取引一覧です。

見ていただければお分かりのように、ピーター・ティールは約2700万ものパランティア株を上場直後に大量売却していることがわかります。

ここから読み取れるのが、経営者は自身の企業の将来性にあまり期待していないのでは、と考えられる点です。

もし、自身の企業に期待をしているとするならば、上場直後に株の大量処分を行うでしょうか?

このサインを投資する前に見抜くべきでした。

保有率&損失まとめ

  • 当時の私のポートフォリオの組入れ率:2%
  • 取得平均単価:28.5ドル
  • 現在の株価:23ドル
  • 損失:-20%

3位:Hertz -26%

最後に買って後悔した株としてあげるのがHertzです。

Hertzはアメリカと主として、世界展開もしているレンタカー大手ですが、コロナでレンタカーを借りる人が急激に減少し、それにより事業が一気に傾き、チャプター13(連邦倒産法第13章)まで追い込まれ株価が急落した企業です。

そこで私は、もし再起したら大きく上がった時の利益が大きいだろうと考え、何も考えず、少額ではありますがHertzの株を買付してみました。(浅はかすぎる…)

結果として-20%を超える赤字になってしまいました。

ここで自分の投資に対するスタンスをもう一度改めてみます。

やはり、赤字企業には投資するべきでなかった…

今回あげる3銘柄に共通する点は、いずれも大赤字企業なことです。

さらに付け加えれば、Hertzは倒産寸前の企業です。

再起すればV字回復を見込めるかもしれませんが、下手すれば投資金が0になります。

ここまでくると、投資というよりは投機という言葉が相応しいでしょう。

いずれにせよ、何も考えずに、安易に「儲けたい」ということだけを考え、大切な当資金の一部を投じてしまったのは後悔です。

なぜなら、その資金をETFにでも充てておけば、数十年後には数倍と化しているかもしれないからです。

保有率&損失まとめ

  • 当時の私のポートフォリオの組入れ率:0.5%以下
  • 取得平均単価:2.33ドル
  • 現在の株価:1.72ドル
  • 損失:-26%

まとめ

本記事では私が大きく失敗してしまった3銘柄について紹介しました。

今回、私自身振り返ってみて、大穴狙いしたことが裏目に出てしまったと深く反省してます。

ここで私は、著名投資家のピーター・リンチが述べていたある一言をふと思い出しました。

「大穴は十中八九外れる」

本当に彼の述べている通りでした。

この書籍が爆益を狙ってハイリスクな株を買い漁っていた私の頭を冷やす良いきっかけになりました。

結果論ではありますが、これらの大穴狙いで買付した銘柄を購入してなければ、又はポートフォリオの組入れ率は1%以下に抑えておけば、損失をより軽減できたことは間違い無いです。

このブログの読者さんも、私のように大穴狙いで火傷しないように気を付けてください。

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