そんな悩みに答えます。
積立NISAで即日注文は可能か?
結論から言うと出来ません。
しかし翌日注文なら可能です。
SBI証券では積立買付の注文はAM0:00〜2:00の間に執行されるため、前営業日までに注文+入金を済ませておく必要があります。
例えば今日が5月9日だとしたら、最短で注文できるのは翌日の10日以降となります。
なので、なるべく早く一括買付したいのであれば、前もって注文+入金はしておきましょう。
そもそもどうやって注文できる?
積立NISAは本来、毎週、毎月といった一定のスパンでコツコツ資産を積み上げていくものです。
非課税枠が年40万円と限りがあることから、基本的に毎月33333円までしか投資できません。
つまり、あなたが明日一括投資したいと思っても設定上出来ません。
しかしある方法を使うことで、あなたの好きなタイミングで積立注文を発注可能です。
それがボーナス月の設定です。
ボーナス月の設定方法
積立NISA設定のページを開き、ボーナス月の積立設定の追加をクリックします。

追加をクリックするとボーナス月の設定画面に移りますので、
- 積立したい金額
- 申込設定日(一括積立したい日付)
の二つを入力し、保存しましょう。

後は積立NISA設定のページ下にある次へを選択し、目論見書を確認したら取引パスワードを入力して設定完了です。
買付注文が出されているか確認
ボーナス月の設定が終わったら、買付注文が正常に出されているか確認しておきましょう。
確認するには積立設定一覧タブからできます。


一括投資はどんなメリットが?
そもそもつみたてNISAで一括投資するメリットは何でしょうか?
一番有力な理由は早めに大きく資産を構築しておくことで、複利と市場の上昇の恩恵をより受けれることです。
当たり前ですが、保有資産が多ければ多いほど、市場が右肩あがりに動いた時に利益を出すことができます。
逆も然りですが、歴史的なリターンを見る限り、一括投資の方が報われたケースが多いです。
例としてS&P500に投資した場合のケースを紹介します。
まず1928年から2022年に渡ってのS&P500の年リターンのグラフをご覧ください。

上のグラフと見ると、94年間の内プラスになったのは62年とその確率は66%にも及びます。
つまり過去のデータを参考にする限りは、一括で投資した方が得だったことになります。
これはS&P500に投資した場合の例ですが、長期で成長が見込める市場への投資であれば同様のことが言えるでしょう。
デメリットもあり
一括投資のデメリットは主に二つあります。
一つ目は高値掴みしてしまうリスクがあることです。
例えば、年始に積立NISAで40万円一括投資、その後市場が急落した場合、毎月コツコツ定額で積立していた場合よりも損してしまいます。
もしこのようなリスクを負いたくないのであれば、ドルコスト平均法で毎月コツコツ自動で積立するのが得策でしょう。

二つ目はポイントがつかないことです。
SBI証券では三井住友カード(NL)を使いクレカ決済で積立することにより、もれなく積立金の0.5%がポイントとして還元されます。
しかし、一括投資をする場合はクレカ対応していません。
なので0.5%分損してしまうのがデメリットですね。
まとめ
積立NISAは即日一括投資はできないものも、翌日なら可能です。
一括投資する場合はボーナス月を活用し、早めの買付注文、そして入金を忘れずにしておきましょう。
参考になれば幸いです。