コラム

私が仮想通貨を米国株ポートフォリオに加えている理由

 

私は米国株投資家ですが、自分のポートフォリオの10%を仮想通貨に投資しています。

理由は

  • 資産の分散化
  • デジタル化が進むにつれ、仮想通貨の需要がより高まる
  • 米国株よりハイリターンが狙える可能性がある

など様々です。

とはいえ、仮想通貨は値動きが非常に荒く、ポートフォリオに組み入れるのは不安に感じる方が多いと思います。

私も仮想通貨に初めて投資する前はその1人でした。

しかし仮想通貨への投資は、株式のみのポートフォリオでは得られないメリットも沢山あります。

そこで本記事では、実際に米国株+仮想通貨ポートフォリオを運用している私が「仮想通貨を組み込むメリット」についてご紹介します。

仮想通貨を組み込むメリット

私がポートフォリオに仮想通貨を組み込むメリットとして考えているのが以下の3つです。

  • 仮想通貨の可能性
  • 相関性が低い
  • ハイリターンを狙える

それぞれについて解説していきます。

仮想通貨の可能性

仮想通貨の将来性は満ち溢れています。

例えば代表格であるビットコインを例に挙げてみます。

ビットコインは従来の送金システムを改善するために誕生しました。

海外で買い物する際はその国の通貨で支払わなければならず、為替手数料が発生する上、変える手間もあります。

しかしビットコインで決済ができるようになれば、手数料を抑えつつ国際的に共通の通貨で買い物ができるようになります。

そうなれば、ビットコインの需要は高まり、買う人が増えることから価格は上がるでしょう。

ビットコインは発行枚数が限られているため、需要が高まったからといって増産することは出来ません。

仮想通貨に投資することは、このような新しい時代のテクノロジーに投資するものだと考えています。

ワクワクしませんか?

今回はビットコインを例に挙げましたが、ビットコインが上がると他の仮想通貨(アルトコイン)も上昇する傾向にあります。

相関性が低い

仮想通貨の値動きは株との相関性が低いとされています。

相関性とはどのくらい比較対象と値動きが一致しているかを示す数値で、ー1から+1で表されます。+1だと全く同じ値動きをしていることになります。

ここでビットコインETFの「BITO」とVOO(S&P500)の相関性を調べてみましょう。

ビットコインETFとの相関性出所:Portfolio Visualizer

相関性のグラフを見てみると、0.3〜0.84辺りで推移しており、平均でおおよそ0.55といったところです。

+1がBITOとVOOが全く同じ値動きだったことを示すので、0.55という数値を見る限り、相関性はあまり高くないと言えるでしょう。

VOO(S&P500)とVTI(全米株式)の相関性は同期間で0.99でした。それと比較すれば仮想通貨との相関性が低いことはお分かり頂けるかと思います。

つまり、相関性の観点から言うと、仮想通貨へ投資することでリスクの分散化が見込めます。

リスク分散することで、株式市場が下落していても仮想通貨は上がっていたなんてことが今後もあるかもしれません。

ハイリターンを狙える

三番目の理由がハイリターンを狙えることです。

仮想通貨は価格変動が激しいのがデメリットでもありますが、大きく上昇する可能性を秘めているのはメリットでもあります。

なので株のポートフォリオに一定の割合の仮想通貨を加えてあげることで、その分はリスクは上がってしまいますが最大期待リターンを高められます。

例えば直近5年間(2022年6月時)の

  1. ビットコイン(BTC)
  2. イーサリアム(ETH)
  3. リップル(XRP)

のリターンをそれぞれ見てみましょう。

パフォーマンが良い順からビットコイン、イーサリアム、リップル

ビットコインは878%、イーサリアムは310%、リップルは67%とそれぞれ上昇していることが分かります。

三つの仮想通貨の平均を取ると同期間のリターンは418%にも昇ります。

ちなみにこれを一年あたりのリターンに置き換えると、複利込みで計算しても年率はなんと39%になります。

米国株に投資しても、過去を見る限り年率10%ほどのリターンが現実的なので、仮想通貨のように5年間続けて40%近くといった驚異的なパフォーマンスは見込めないでしょう。

米国株90%・仮想通貨10%に投資した場合を考える

では投資資金の100%を米国株に振るのと、その内の10%を仮想通貨に投資するのとではどれくらい期待リターンが変わってくるのでしょうか?

実際にシミュレーションしてみます。

以下が条件です。

  1. 米国株は毎年10%上昇
  2. 仮想通貨は毎年39%上昇
  3. 期間は5年間

 

結果は下の表にまとめました。

ポートフォリオ 5年間のリターン
米国株100% +61%
米国株90%+仮想通貨10% +257%

 

米国株100%ポートフォリオは同期間で61%の上昇と十分良いリターンに見えますが、仮想通貨を10%加えた場合は+257%と急上昇します。

ポートフォリオに少しの仮想通貨を加えるだけでここまで期待リターンを底上げできるわけですね。

これが私が米国株ポートフォリオに仮想通貨を加えている一番の理由です。

仮想通貨の保有率は10%以下にとどめる

ここまで仮想通貨をポートフォリオに加えるメリットを述べてきました。

爆上がりを秘めている仮想通貨ではありますが、やはり株式に比べるとハイリスクな投資先であることは否定できません。

下はビットコインの価格チャートになりますが、これまでに何度も短期間で50%以上の経験をしています。

この価格変動を見る限り、反発力は強いとはいえ、仮想通貨のみへのリスクはかなりハイリスクな運用方法になるでしょう。

そこで私が設定しているマイルールが仮想通貨の保有率を全体の10%以下に抑えることです。

10%以下に抑えることによって、仮に仮想通貨の価格が半分になってしまっても、ポートフォリオに与える影響は5%以下に留まります。

しかし、もし2倍になればポートフォリオに20%ほどのプラス効果が作用します。

なので仮想通貨の保有率を少なめにすることで、リスクを抑えつつ株式より高めのリターンを狙えます。

10%ルールは他にもメリットあり

他にも仮想通貨が暴落しても正気を保てるというメリットが挙げられます。

これは心理的な話になってしまいますが、心理学にプロスペクト理論というものがあります。

プロスペクト理論とは損失と得が同等であれば、損失の方が感情に大きく作用するという理論です。

例えば、一万円を得る喜びより、一万円を失う悲しみの方が圧倒的に勝るといった具合です。

つまり、ハイリスクな資産をポートフォリオに組み入れすぎると、暴落した時のショックが大きく、自身の感情がコントロールできなくなり、正常な投資判断ができなくなります。

実際、仮想通貨はこれまでジェットコースターのような急落と急上昇を繰り返してきました。

そうなると、本当は買い時であるタイミングに狼狽売りしてしまったりと、後々後悔する投資判断をしてしまう可能性があります。

なのでその対策として、私はハイリスクな資産である仮想通貨の保有率を10%に限定しています。

まとめ

仮想通貨をポートフォリオに組み込むことで以下のメリットが期待できます。

仮想通貨を加えるメリット

仮想通貨の将来性に投資できる

相関性が低いことから、リスクの分散化が狙える

ハイリターンを狙える

仮想通貨は価格変動が激しい投資先ではありますが、保有率を10%以内にすればリスクを限定できるので比較的低リスクで運用できると私は考えています。

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