「米国高配当株を狙っているけど、今後もちゃんと増配してくれる株がいいな」
そんな方向けに、私が実践している米国増配株を探す方法を画像付きでステップバイステップでご紹介します!
米国株増配率の調べ方
必要なのはたったの3ステップです。
- Seeking Alphaにアクセスする
- 増配率を調べたい銘柄を検索する
- 銘柄の配当情報を確認する
順を追って解説していきますね!
まず初めにSeeking Alphaというサイトに飛んでください。
そうしたらページ上の検索窓にあなたの調べたい株の名前を入力します。

今回は試しに、50年以上連続で増配を続けているジョンソンエンドジョンソンで検索していきたいと思います。
検索後は調べた銘柄の情報が表示されますので、タブのDividends(配当)を選択しましょう。

選択後は下に新たなタブが表示されるので、今度はDividend Growth(配当成長率)を選択します。

そうしたら、結果が表示されるので赤矢印が指している4つの項目をチェックしましょう。

上から順に
- 1年間での増配率
- 3年間での年平均増配率
- 5年間での年平均増配率
- 10年間での年平均増配率
になります。
赤の四角で囲まれている数値が増配率です。
検索方法は以上です!
思ったより簡単だったのではないでしょうか。
10年以上前のデータも調べる方法
上で紹介した方法だと、過去10年までの増配率しか調べることができません。
なので、それより昔の増配率を遡りたい場合は、先ほどの画面をそのまま下にスクロールしましょう。
下の方に過去の増配率をまとめた表があるので、簡単に確認できますよ。

まとまった年数での増配率の平均を見ることができませんが、一年単位で細かく調べることができます。
連続増配年数の調べ方
上の方法で増配率の調べ方は分かりましたが、合わせて増配継続年数を調べる方法もご紹介します。
先ほどと同じようにDividendsのタブを選択後に、そのまま下にスクロールをしてみて下さい。
そうするとDividend Summaryというカテゴリがあるので、Dividend Growthをチェックです!

これがあなたが調べている銘柄の増配継続年数になります。
おまけ:配当株の安全性を調べる方法
「高配当株は配当利回りが高くて魅力的だけど、減配するかもしれないし怖い…」
と悩んだことはありませんか?
実は配当株の安全性について、同じくSeeking Alphaで調べることができます。
銘柄検索をし、タブのDividendsを選択後、今度はDividend Safetyをクリックしてください。

そうすると、一番上にCash Dividend Payout Ratioという欄が表示されます。

このCash Dividend Payout Ratioは会社が作り出すキャッシュフローに対して、どのくらい配当金として株主に還元しているか表す数値です。
つまりこのパーセンテージが高いほど、株主に払っている配当金の割合が多く、会社への負担が大きいことになります。
もし100%を超えていたら、キャッシュフローより多い額の配当金を支払っていることになるので、その会社が長期に渡り増配を続けることは難しいと推測できます。
ジョンソンエンドジョンソンの場合、47.72%と業界中央値の26.35%を大きく上回っていることから、Dランクで格付けされています。
が、あくまでも業界中央値より高いだけなので、過度に高い数値の銘柄を除けば、参考程度にするのが良いのではないかと私は考えています。
高利回りで知られるエクソンモービルのCash Dividend Payout Ratioを同様に調べた結果、なんと97.58%でした。キャッシュフローの殆どが配当金に回されていることになるので、安全性は低めと言えるでしょう。
まとめ
本記事ではSeeking Alphaを使った
- 米国株増配率
- 増配継続年数
- 配当株の安全性
の3つの調べ方について解説しました。
米国株の増配率を探していた方は是非参考にしてみてください!
なお、米国配当株を探したい場合はオックスフォードインカムレターの無料メルマガに登録すると、隠れた銘柄を教えてくれたりしますよ。
そうしたら、その銘柄の増配率や配当安全性など合わせて調べてみると面白いかもしれませんね。

