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【WOOD】木材関連の株に簡単に投資できるETF

コモディティ関連の株への投資と言うと金や銀、銅、そして原油が代表的な投資先になりますが、材木についての投資を検討した人は少ないと思います。

木材はこれらと比較すれば地味でマイナーな印象を受けるかもしれませんが、2020年の3月に起きたコロナショックから隠れて大幅に上昇したコモディティの一つです。

上昇の背景として以下のようなことが考えられます。

  • 木材の供給薄、需要急増
  • コロナ禍の生活の変化(リノベーションや建築事業がより好まれるように)
  • 空き家比率の低下からなる新築需要(2021年の4月には売りに出されている不動産の4分の1が新築で、歴史的に10分の1だったことを考慮すればその差は一目瞭然)

参考:https://www.cnbc.com/2021/06/30/lumber-prices-dive-more-than-40percent-in-june-biggest-monthly-drop-on-record.html

 

木は当然ながら成長するまでに数十年単位の月日を必要とする為、闇雲に木を切り倒して供給不足を補うということが難しいという故、今回のケースのような木材価格の高騰は、特にハウジング市場では深刻な問題です。

しかし木材価格の高騰は、販売している業者や企業からすれば追い風です。

その恩恵を受けるには、それらの企業に投資することが得策ですが、米国の木材関連の企業など日本人で知っている人など殆どいないと予想します。

そこで本記事で紹介するのが、木材や林業事業の企業に分散投資しているWOODという洒落た名前のETFです。

どのようなETFなのか分かりやすく解説していきます。

WOODについて

WOODはブラックロック社が運用する、材又は林業関連の企業に投資しているETFです。

保有銘柄総数は25と少ないですが、米国だけではなく世界各国に分散投資しているのが特徴的です。

出所:ブラックロック

構成銘柄

WOODの構成銘柄の上位10社は以下の企業で構成されています。

出所:ブラックロック

 

特徴としては素材(木材等)は勿論、林業の不動産にも多く投資しています。

木材、林業関連ということで知名度の低い企業が多く名を連ねているかも知れませんが、それらの企業にも簡単に分散投資できてしまうのがWOODに投資する利点ですね。

もう一つの良い点は、WOODがカバーしている多くの企業は、SBI証券やマネックス証券などの国内のメジャーな証券会社では取り扱っていないものが多いことです。

それらの企業に投資できるのもWOODに投資するアドバンテージになります。

株価の値動きは?

次にWOODの株価の値動きについて見ていきましょう。

冒頭でも述べた通り、コロナショック後から材木価格の急上昇(ウッドショック)、そして需要高により、わずか1年間の間に2倍以上になっています。

 

では同期間で木材価格はどのように変動しているのでしょうか?

木材価格とETFのWOODの値動きを比較したグラフが以下になります。

木材価格は過去に類を見ないほど急激に上昇し、2021年の5月にピークを迎えた後、大きく反落しています。

それに比べWOODの株価は比較的穏やかで、ゆっくりと右肩上がりに上昇しています。

ボラティリティが低いのはGood

おまけ:VOOとの比較

WOODの設立来からのパフォーマンスを米国の代表的な指数のS&P500に連動しているVOOと比較するとどうなのか?

結果は以下のようになりました。

VOOの圧勝でした。

WOODはポートフォリオのリスク分散を目的とする、又は今後の更なる木材の需要高を期待したい投資家にとっては良い選択になり得ますが、基本的に高いパフォーマンスを望んでいるのであれば、WOODは投資先から外れるかも知れません。

しかしこれは、木材だけではなく金などの他のコモディティにも同じことが言えるので、投資家の好みによって左右しそうです。

経費率と配当

ETFに投資する際、経費率を忘れずに確認しておくことが大切です。

ではWOODの経費率と配当率を見ていきましょう。

2021/7 WOOD
経費率(%) 0.46
配当利回り(%) 0.86

 

経費率は0.46%とETFの中ではやや高めとなっており、低コストのETFと比較してしまうとどうしても気になる点ではあります。

ただ木材関連を取り扱っているETFは他にCUT(経費率は0.61%)しかないので、それを考慮すれば0.46%という経費率は許容範囲かも知れません。

配当利回りに関しては1%を切っているので、配当金はあまり期待できそうにないですね。

まとめ

WOODは木材や林業関連の企業に簡単に投資できる便利なETFで、木材価格上昇の恩恵を受けたい方や、ポートフォリオのリスク分散度を上げたい方に向いていますが、運用コストが高めで、且つ歴史的パフォーマンスがVOOと比較すると大きく見劣りするのは懸念点ですね。

とはいえ、ニッチな領域をカバーできる数少ないETFですので、投資先の一つとして検討してみるのも面白いかも知れません。

WOODを取引できる証券会社

 

なお、ETFではなく個別銘柄への投資を検討している方は以下の記事を参考にしてみて下さい。

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