皆さんは世界の宇宙関連の企業に分散投資している2019年の4月に運用が始まったばかりのUFOという新しいETFはご存知ですか?
実はこのETFは私が調べて見たところ、IG証券では取り扱われていますが、その他の証券会社では未だ取り扱われていないそうです。
しかし、将来の宇宙事業の伸びを期待している私にとって、UFOは一度解説しておきたいETFだと思いましたので、本記事では
- 構成銘柄を含むUFOの解説
- 株価とパフォーマンス
- 経費率と利回り
- UFOに投資する方法、又は対応策
以上に焦点を置き、まとめていきます。
まずUFOとは
UFOはProcure Holdingsという米国企業が運用している、宇宙業界の企業32社に分散投資しているETFです。
構成銘柄組入上位の一番手にイリジウム・コミュニケーションズ、二番手にオーブコム、そして三番手にトリンブルと続きます。

聞いたことの無い企業が多いかも知れませんが、これらの宇宙企業に手軽に投資できるのはUFOならではの特権だと思います。
UFOの株価とパフォーマンス
次に株価とパフォーマンスをUFOの設立来から見ていきましょう。

UFOの設立以来から現在に至るまでの21カ月間の株価とパフォーマンスです。
コロナショックの影響で僅か1カ月で$28から$15と半分近くまで、ジェットコースターのような下落ぶりを見せましたが、そこから堅調な推移をしており、執筆当時の1月10日現在では$26まで株価を戻しています。
今後の宇宙事業関連の企業の行方に期待したいです。
経費率と配当利回り
UFOの経費率と配当利回りについて、表にまとめました。
2020/12/31 | UFO |
経費率%(年) | 0.75 |
配当利回り% | 1.04 |
UFOの特徴として、経費率が0.75%と他のETFより比較的に高くなっています。
宇宙関連の企業はまだまだ馴染みの少ない企業が多いので、それらにETF一本で簡単に分散投資できると考えれば、0.75%という経費率は妥協範囲に入りうるかも知れません。
配当利回りについては1.04%と、高くも低くもなく普通くらいだと思います。
とはいえ、宇宙関連の事業はまだまだ利益を出せていない企業も多く存在する為、そう考えれば1.04%の配当利回りも悪く無いと思います。
UFOに投資する方法
冒頭で述べたように、
「もしUFOにどうしても投資がしたい!」
という方は、IG証券の口座を開設し、取引する必要があります。
しかしIG証券はCFDといったレバレッジを効かせた別の取引システムになっているため、UFOの現物株取引を考えている方にとっては向いていません。
では何か良い策はないのでしょうか…?
対応策
一番簡単な方法はUFOを買付すること諦め、その代わりに上位銘柄を買付し自分で宇宙銘柄のポートフォリオを作ることです。
例えば、UFOの保有上位銘柄の
- イリジウム・コミュニケーションズ
- オーブコム
- トリンブル
などを均等に買付したりといった具合です。
簡単に言ってしまえば、保有比率が高い銘柄ほど、運用会社が特に将来性に期待、着目していると考えられるからです。
なので、ただ宇宙事業の企業を闇雲に探して適当に買付するより、運用会社が既に選定している銘柄からピックアップする方が合理的でしょう。
もちろん、あなたは運用会社に信用を置くことにはなりますが。
まとめ
本記事では、Procure社が運用しているUFOの解説、そして株価とパフォーマンス、最後に経費率と配当利回りについてまとめました。
UFOは経費率こそ0.75%と高めですが、
という方にはおすすめのETFです。
一つ残念なのがIG証券でのみ取扱いしていることで、SBI証券やマネックス証券、DMM 株などのメジャーな国内証券会社では未だ買付ができないことです。
なので、
「どうしても宇宙事業に投資をしてみたい!」
という方は、UFOの上位銘柄からピックアップして自分でポートフォリオを作ってみることを検討してみてください。

