本記事ではそのような疑問に答えていきます。
銀ETFとは
銀ETFは市場の銀の価格に連動した成果を目指すものです。
通常、銀を現物で保有する際は保有コストがかかったり、盗難リスクがあったりと管理に手間がかかる資産ですが、ETFなので株式と同じように簡単に取引できるのが特徴です。
銀ETFのメリットとデメリット
銀ETFに投資するメリットとデメリットはどのようなことが考えられるのでしょうか?
それぞれについて触れていきます。
デメリット
まずは銀ETFのデメリットについて解説します。
下にまとめました。
銀は景気が悪くなると需要が低下するため、それに伴い銀価格が下がるリスクがあります。
そして、銀は金よりも価格変動が激しいため、大きく損するリスクも考えられます。
他にもデメリットとして、銀ETFは配当金が出ません。
なので売却益(キャピタルゲイン)のみが利益となります。
メリット
上ではデメリットを紹介しましたが、銀ETFに投資するメリットは沢山あります。
以下にまとめました。
銀は生産されている内の半数以上が工業用に使用されていることから、景気が良くなっている時には価値が上昇する傾向にあります。
実際、2020年のコロナショック後の相場では、景気回復に伴い銀はS&P500指数と金よりも大幅に上昇しました。

スポット的に見れば、銀が勝るタイミングもあるということですね。
他にも、銀はコモディティの一種なのでインフレ対策の資産にもなるといったメリットがあります。
おすすめの銀ETFとその理由

結論から述べるとSLVがおすすめです。
その理由について解説していきます。
国内証券会社で取引できる
SLVは国内証券会社で銀へ投資できる唯一のETFです。
銀は金と比べると市場規模が狭く、運用しているファンドが少ないのが原因です。
他に銀に投資できるETFとしてSIVRがありますが、取引するにはサクソバンク証券などの海外証券口座が必要になります。
SLVとSIVRは共に銀の価格に連動している為、パフォーマンスはほぼ同じです。
しかしSLVは経費率が0.5%、SIVRは0.3%と、SIVRの方が長期運用に向いています。
運用資産額が一番多い
SLVは銀へ投資しているETFの中で一番運用資産額が多いです。

運用資産額が多いETFにはメリットがいくつかあります。
信頼性がある
ファンドが大きいということは、投資家たちは信頼を置いてそのETFに投資していることになります。
大きい=優れているわけではありませんが、ETFを選ぶ一つの判断基準になるでしょう。
流動性が高い
SLVは銀ETFの中では運用資産額が一番多いので、一日の平均出来高も多く、流動性が高いです。
流動性が低いETFは取引コストが大きくなるリスクが高いため、SLVの流動性の高さはメリットと言えます。
まとめ
結論として、銀ETFへ投資するにはSLVがおすすめです。
SLVの他にもより低コストのSIVRがありますが、海外の証券口座を作る必要があることを考えると、SLVが最適解かなと思います。
銀はインフレ対策になったり短期的に大きなリターンを狙うのに向いているコモディティなので、興味のある方はSLVを検討してみてはいかがですか。
参考になれば幸いです。
SLVをお得に取引する方法
SLVは配当金がありません。
配当金を出していない株はDMM 株で取引するのがおすすめです。
DMMは配当金にかかる手数料が高めに設定されているデメリットがありますが、その代わりに取引手数料がゼロという唯一無二の証券会社です。
なので他証券会社よりお得に取引できますよ。
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