そんな方におすすめなETFが今回紹介するJETSです。
しかし、JETSは米国株を取引できる主要の国内証券会社では取扱を行っておりません。
「ではどうしたら、JETSに投資できるのか?」
「他に航空株に投資できる良い方法はないのか?」
その点も合わせ、本記事で解説していきます。
JETSとは
JETSとはアメリカを主とした航空会社に分散投資しているETFです。
特徴として、ポートフォリオの地域構成はアメリカが約8割、残りがアジアとヨーロッパの航空株で構成されています。

構成銘柄について
JETSの構成銘柄の最大の特徴はアメリカの航空会社の大手4社だけで保有率の40%を占めている点です。
なので、JETSの株価の値動きはこの4社に大きく左右されることになります。

- サウスウエスト航空
- デルタ航空
- ユナイテッド航空
- アメリカン航空
経費率と利回り
JETSの経費率と利回りについて表にまとめました。
2021/2 | JETS |
---|---|
経費率(%) | 0.60 |
直近配当利回り(%) | 0.03 |
経費率は0.60%と比較的高めで、直近配当利回りは0.03%しかないことがわかりました。配当はゼロに近いですね。
なのでJETSに投資しても配当金は期待できそうにない為、主に売却益を狙うことになります。
JETSへ投資するメリット
JETSへ投資する最大のメリットは、JETS一つでアメリカだけではなく世界の航空会社に分散投資できる点です。
実は航空株だけを集めたETFはJETSしかなく、他に代わりのないただ一つのETFです。
なので、どの航空株を選んだら良いか分からない方にとっては、JETSは魅力的な投資対象になるでしょう。
JETSはどこで買える?
冒頭でも述べた通り、JETSはSBI証券や楽天証券、マネックス証券といった国内大手証券会社では取り扱われていません。
ですが、私がJETSを購入できる証券会社はないか探してみたところサクソバンク証券であれば取引できることがわかりました。
なのでどうしてもJETSに投資したいのであれば、サクソバンク証券の口座を開設する必要があります。
サクソバンク証券は取扱銘柄数が6000以上と豊富。国内証券会社で取り扱っていない銘柄も多数あるので、幅広く投資したい方にはおすすめの証券会社です。
JETS以外での投資方法
現状JETSに投資するには海外証券口座が必要です。
もし新しく開設するのが面倒であれば、いっそのことJETSに投資することを諦め、上位銘柄を個別買付しましょう。
構成銘柄上位4社の大手アメリカ航空株であれば国内証券会社で取引可能です。
リスク分散度が減ったり、個別買付する手間が増えてしまいますが、JETS運用にかかるETFの手数料を節約できるのでおすすめです。
もし適当に買付するのが納得いかないのであれば、下の記事を参考にしてみてください。

上の記事では4社それぞれの財務健全性、営業利益率、割安度に焦点を置いて比較分析しています。
あなたの投資したいと思える航空株が見つかるかもしれませんよ。
まとめ
JETSは世界の航空株に分散投資できるただ一つのETFです。
どうしてもJETSに投資したいのであれば、サクソバンク証券の口座開設をする必要があります。
新しく口座開設を考えていない方は、JETSの上位構成銘柄をいくつか買付することで代用も可能です。
なお、航空株を個別に取引するならDMM 株がおすすめです。
DMM 株は配当金に高めの手数料がかかるデメリットがありますが、取引手数料がかからないメリットがあります。
なので、配当金を出していない航空株なら他証券会社よりお得に取引できますよ。
本記事が参考になれば幸いです。