ETF

クリーンエネルギーに投資しているETFのICLNを解説

 

ICLNというクリーンエネルギーに投資しているETFを知っていますか?

近年、オイルや石炭などのエネルギー関連の企業の株価が軒並み下落している中、クリーンエネルギーに関連する企業や投資しているETFが注目されつつあります。

そこで本記事ではクリーンエネルギーに簡単に投資ができるICLNについて分かりやすくまとめていきます。

以下内容になります。

  • ICLN(iシェアーズグローバル・クリーンエネルギー)とは
  • 構成銘柄について
  • 経費と配当利回り
  • クリーンエネルギーへの投資の今後について
  • ICLNのリスク
  • ICLNを取引するのにおすすめな証券会社

上記に焦点を当てながら解説していきます。

ICLNとは

ICLN(iシェアーズグローバル・クリーンエネルギー)とは、クリーンエネルギーセクターに分散投資しており、同セクターの中でも一番の純資産総額を持つETFです。

特徴として、

投資先に米国企業のみならず世界の企業に分散投資している

保有銘柄数がわずか30(2021年1月6日現在)とかなり少ない

S&P Global Clean Energy Indexに連動している

などが挙げられます。

保有比率上位10ヵ国

投資先は米国企業を筆頭に31.15%、さらにニュージーランド、中国、デンマークと続きます。

出所:BlackRock

保有銘柄数がわずか30種

ICLNは他のメジャーなETFのVOO(509種)やVTI(3586種)、VT(8789種)と比較すると著しく少ないことがわかります。

なので、保有銘柄一社一社への依存度が大きいのが特徴です。

S&P Global Clean Energy Indexに連動している

題名の通り、ICLNはS&Pのクリーンエネルギーの指数に連動しています。

構成銘柄上位10社を紹介

ICLNが一番多く保有しているのは、車やフォークリフトのバッテリーとして使われる水素燃料電池の開発に努めているPlug Powerです。

そして二番目に家庭用エネルギーの開発から販売までしているEnphase Energy、三番目に水や風、太陽などから再生エネルギーを作り出し、発電及びそれに関連する小売販売をしているMeridian Energyと続きます。

出所:BlackRock

 

あまり知られていない企業が多く見受けられるかも知れませんが、これらのクリーンエネルギー関連の企業にICLN一本で分散投資できるのは大きなアドバンテージと言えるでしょう。

構成銘柄上位10社は画像を見てもお分かりの通り、保有銘柄の比率に大差はなく、比較的均等に割り振られています。

ICLNの経費率と配当利回り

ETFは一本で多数の企業、そして広範囲で分散投資できる代わりに、運用費として経費が自動的に差し引かれる特徴があります。なのでETFに投資する際は、パフォーマンスだけはなく経費率を調べることがとても大切です。

ではICLNの経費率と配当利回りについて見ていきましょう。

2020/12/31 ICLN
経費率%(年) 0.46
配当利回り% 0.34

 

ICLNの経費率は0.46%と、S&P500指数に連動しているVOOや、米国株式市場全体に分散投資しているVTIの0.03%に比べて高めに設定されています。

ICLN一本でクリーンエネルギー関連の株に簡単に分散投資できるのは良い点ですが、経費率がやや高めなのが少し気になる点ですね。

そして配当利回りについては0.34%とかなり低く、配当金にもあまり期待できそうにありません。

つまりこのETFに投資するということは、キャピタルゲイン(値上がり益)を主に狙って行くことになります。

クリーンエネルギーへの投資の今後について

今脚光を浴びているクリーンエネルギー(ICLN)への投資。今後長期に渡って投資することは果たして的を射ているのでしょうか?

今後の注目ポイントをまとめました。

  • バイデン政権の気候変動対策により、クリーンエネルギー関連の企業の飛躍的な伸び、すなわち株価の上昇に期待できる
  • 世界的にESG投資に関する考えが広まっていることから、長いスパンで有効視されている
  • 石炭や石油などの炭素エネルギーは地球温暖化への懸念より、太陽光や風力、水力などのクリーンエネルギーに今後時間をかけてシフトして行くと考えられる

ESG投資とは、企業の利益に対する投資だけに捉われず、環境にも配慮した投資のことを指します。

今現在もなお、石油や石炭が私たちの生活を大きく支えていますが、これから長いスパンで環境問題を考えて行くと、クリーンエネルギーへの投資は道理に合っているように思えます。

リスクには用心

クリーンエネルギー関連の企業は、過度な期待により株価が全体的に急上昇しており、株価と企業が出している利益がリンクしていない傾向にあります。

過去に一度クリーンバブル崩壊で、多くの投資家達が大打撃を受けていることを考えると、高値圏での買いはリスクがあるかもしれません。

ただ、長期的投資視点では私的にICLNの伸びは期待したいです。

ICLNに投資を考えている方は、リスクのある投資先であることを念頭に置いておく必要があると思います。

ICLNへ投資するのにおすすめな証券会社

通常、米国株式を売買する際、約定代金の0.495%を手数料として差し引かれてしまいます。

折角大きく利益を得ることが出来ても、税金の他に更に手数料で0.495%は高くつきますよね。

そんな時におすすめなのがDMM 株です。

DMM株は他の証券会社と比較すると配当金にかかる手数料が高いデメリットがありますが、約定額にかかる0.45%の取引手数料がかからないという最大のメリットがあります。

つまり、DMM 株で配当金の期待できないICLNを取引することで、他証券会社よりも取引手数料を抑えることができます。

このメリットを活かしてDMM 株でお得にICLNを買付してみましょう。

>>DMM 株

まとめ

ICLNはクリーンエネルギー関連の企業に簡単に分散投資することが出来るETFです。

なので「クリーンエネルギーについて興味はあるけど、どれに投資したらいいかわからない」という方にはおすすめでしょう。

 

少しでも未来のエネルギーに投資したい方はICLNをポートフォリオに組み込んでみてはいかがですか?

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