そんな方の悩みを解決します。
- 金へ投資するメリットとデメリット
- 金へ投資できるおすすめETF
- 金ETFを取引するのにおすすめな証券会社
金ETFへ投資するメリットとデメリット
おすすめのETFを紹介する前に、金ETFへ投資するメリットとデメリットについて触れておきます。
メリット
下にまとめました。
金の価格は一般的な株式とは違う値動きをすることから、金ETFをポートフォリオに組み入れることでリスク分散が可能です。
直近一年間(執筆時2022年3月)の金とS&P500を比較したグラフを見てもらえると分かりやすいですが、米国株が軒並み下がっている中、金は右肩上がりに上昇しています。

他にもメリットとして、金ETFであれば実際に現物を保有する必要もなく、保管手数料といったコストもかからないのも良いですね。
デメリット
次に金ETFに投資するデメリットをまとめていきます。
一番気になる点が、金ETFでは配当が出ないことです。
金ETFは金(ゴールド)に直接投資しているため、配当金を生み出しません。
なのでインカムゲインはゼロでキャピタルゲインのみが利益になります。
もう一点、金ETFを保有するにあたり、年におよそ0.18〜0.40%ほどの経費がかかります。(ファンドによる)
金を現物で持つより圧倒的にコストは抑えられますが、低コストのインデックスファンドよりは運用コストが高めなので注意です。
おすすめの金ETFは?

結論から述べるとGLDMがおすすめです。
理由をこれから解説していきます。
GLDMは金ETFの中では一番経費率が低い
国内証券会社で取引できる金ETFは主にGLD、IAU、GLDMの三つになりますが、その中でもGLDMが一番経費率が低いのがおすすめの理由です。
2022/3 | GLD | IAU | GLDM |
経費率(%) | 0.40 | 0.25 | 0.18 |
ETFは保有しているだけで、経費率に応じて保有資産から手数料が差し引かれるので、なるべく経費率が低いETFが望ましいですよね。
ここでポイントなのが、GLD、IAU、GLDMは全て投資先が金100%なことです。
つまり、どれに投資しようが運用実績はほぼ変わらないということです。
下のグラフをご覧ください。

一年間のGLD、IAU、GLDMのパフォーマンスのグラフですが、それぞれ15.30、15.55、15.48%のプラスと誤差であることがわかります。
ファンドの投資先が同じでパフォーマンスもほぼ同じであれば、経費率の高いGLDやIAUをあえて選ぶ必要はないでしょう。
おまけ:誰がGLDをあえて買うのか?
GLDの経費率は0.40%に対し、GLDMは半分以下の0.18%です。
どちらも投資先が金100%でパフォーマンスが変わらないのであれば、どこから見てもGLDM一択に見えます。
しかし両者には違いがあります。
答えが海外の記事に載っていたので、引用させて頂きます。
GLDの1日の平均取引高は15億2000万ドルで、取引スプレッドは0.01%と非常に狭いです。一方、GLDMの1日の平均取引量は4,191万ドルで、取引スプレッドは0.05%と比較的緩やかです。
アクティブなトレーダーは、たとえ経費率が高くてもGLDを好む可能性があることがおわかりでしょうか。1回あたり0.05%で、GLDMを取引すれば、その差はすぐに埋まってしまうでしょう。
つまり、GLDを取引する人はスプレッドの関係から長期投資目的ではなく、小まめに売買する短期投資家であることが分かります。
なので、中長期のスパンで金ETFへの投資を考えている方は、GLDMが最適解となるでしょう。
まとめ
金ETFへの投資はGLDMがおすすめです。
どのETFも投資先は金100%なので、経費率が0.18%と一番低いGLDMがお得だという結論に至りました。
金はインフレ・有事に強かったり、リスク分散にもなるので、あなたのポートフォリオに少し取り入れてみてはいかがですか?
本記事が金ETFを探している方の参考になれば幸いです。
GLDMをお得に取引する方法
GLDMは配当金がありません。
配当金を出していない株はDMM 株で取引するのがお得です。
DMMは配当金にかかる手数料が高めに設定されているデメリットがありますが、その代わりに取引手数料がゼロという唯一無二の証券会社です。
このメリットを活かしてDMM 株でお得にGLDMを取引してみましょう。
以下の記事では金鉱株ETFの解説をしています。

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