コラム

【米国株】コインベースについての解説

 

2021年4月14日、ついに暗号通貨取引所大手であるコインベースがダイレクトリスティングでナスダック市場へ上場を果たしました。

近年、暗号通貨に対する規制リスクの低下の安心感からビットコインを始めとし、イーサリアムなどのアルトコインも軒並み急上昇し、多くの投資家達が株式だけでなく暗号資産に手を出し始めていることを考えれば、コインベースにとってはこれまでにない良い状況なのかもしれません。

そんな順風満帆に見えるコインベースについて本記事では解説していきます。

コインベースの簡単な概要

まず初めにコインベースはどのような企業なのか確認していきましょう。

主要な情報を箇条書きでざっくりまとめました。

  • 暗号通貨取引所であり、100カ国を超える国で利用されている
  • 一度もハッキングの被害を受けたことがない
  • 高いセキュリティと信頼性を構築している
  • 純利益率は25%とかなり高い(取引所のビジネスは総じて高い傾向にある)
  • 初値は381ドルで時価総額は上場当日に750億ドルを超えることもあったが、現在(2020/5)の株価は300ドル前後で時価総額は550億ドルほど
  • ティッカーシンボルはCOIN
  • 利用者、預かり資産は共に年々増加

 

出所:Coinbase s-1
出所:Coinbase s-1

 

  • プラットホーム上の暗号通貨はビットコインとイーサリアムだけで83%を占めている
出所:Coinbase s-1

二つのビジネスモデル

次にコインベースがどのような方法で収益を得ているのかを見ていきましょう。

収益は主に二つから成り立っています。

一つ目は暗号通貨取引所でユーザーが売買した時の手数料、二つ目はサブスクリプションサービスです。

取引所の手数料が売上の約96%を占めている

一つ目のビジネスは暗号通貨取引所の手数料です。

2020年の決算書によると、取引所の手数料は総売上高の約96%を占め、コインベースの収益の要となっています。

つまりコインベースの主力のビジネスモデルはユーザーが暗号通貨を売買した時の利ざやであることがわかります。

 

出所:coinbase s-1

サブスクリプションサービス

二つ目はサブスクリプションサービスです。

コインベースは取引所の収益にのみ頼るのでは暗号通貨の取引高によって収益に大きな変動性が生まれてしまうことから、2018年からサブスクリプションサービスにも力を入れ始めました。

しかし前述した通り、暗号通貨取引所の手数料での売上が96%となっている為、こちらでは未だにトータルの4%ほどしか利益に貢献できていません。

なお、サブスクリプションの内容に関しては以下の図の通りになっています。

 

出所:Coinbase s-1

 

図を見るとおわかりいただけるように、2018年以降にセービング、レンディング、ステーキングといった暗号通貨の貸出サービスを一斉に始めていることから、コインベースが以前よりサブスクリプションサービスにより注力していることを伺えます。

上場してからの株価の値動き

次にコインベース上場後の株価の推移について見ていきましょう。

今回は暗号通貨の代表でもあるビットコインと比較してみました。

上のグラフを見る限り、両者の値動きは相関性があるように見えますね。

コインベースのプラットホーム上では、ビットコインが取引高の41%も占めているため、そのような値動きになることも頷けます。

出所:Coinbase s-1

 

ただ前年比で見ると、ビットコインやイーサリアムを除いた他の暗号通貨の規模が拡大している為、ビットコインの値動きとの相関性は今後低くなっていくかもしれません。

コインベースの将来性

コインベースのビジネスモデルは総売上の96%を取引所の売買手数料で稼ぐものとなっているため、新規ユーザーの確保は欠かせません。

コインベースは2020年末で4300万人ものユーザーを抱えていますが、CEOのブライアン氏は暗号通貨の使用が今よりももっと簡単でシンプルな状況を整え、新たに1億人以上の人々に暗号通貨について知ってもらうことが目標だと述べていました。

ここ最近では仮想通貨を取り巻く環境が数年前に比べ格段に改善し、ペイパルやスクエアといった決済サービスを手掛けている企業が暗号通貨払いに今後対応していくと話していることや、テスラ車がビットコインで購入可能になったりし、暗号通貨が私たちの身近になってきていることを考えれば、今後も新たにコインベースなどの取引所で暗号通貨を取引し始める人は増えてくると思います。

なので引き続きコインベースの将来を追うにあたり、暗号通貨市場の動向には注目していきたいところです。

不安点

コインベースの今後の不安な点は暗号通貨の暴落とビットコインETF登場による取引高減少の懸念です。

まず仮想通貨の暴落についてですが、コインベースの株価は仮想通貨の値動きとある程度リンクしているので、もし今後バブルが弾けるようなことがあれば、ほぼ間違いなくそれ相応の見返りを受けることになると考えられます。

 

次にビットコインETFについてですが、現在米国のSECの審査を待つビットコインETFが複数存在し、これらが順次承認されていけば、ビットコインへ投資を考えている投資家たちの一部はこちらへ流れることが予想されます。

そうともなれば、現在ビットコインが取引高の41%、そして売上高の約96%が仮想通貨取引所の手数料で占めているコインベースの今後の成長に大きな影響を与えるかもしれません。

最後に

コインベースは暗号通貨の上昇により多くの投資家が注目をしていますが、未だ政府が暗号資産に対して中立的だったりと、やや不透明さが残る銘柄ではあります。

そして株価もある程度ビットコインと似たような値動きになると予想されますので、今後の暗号通貨の動向次第でボラティリティが激しくなる展開は続くかもしれません。

 

コインベースは未来のクリプトエコノミーに期待している方にとっては投資対象としてみることも面白いかもしれませんが、個人的にはコインベースへ投資するのではなく、ビットコインや他の暗号通貨に直接投資するスタンスを持ちたいと思います。

コインベースを取引するのにおすすめな証券会社

コインベースは現在配当金を出しておりません。

そんな時におすすめなのがDMM 株です。

DMM株は他の証券会社と比較すると配当金にかかる手数料が高いデメリットがありますが、約定額にかかる0.45%の取引手数料がかからないという最大のメリットがあります。

つまり、DMM 株で現在配当金を出していない株式を取引することで、他証券会社よりも取引手数料を抑えることができます。

もしコインベースに投資してみたいという方にはおすすめですよ。

>>DMM 株

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA