コラム

誰でもできるインフレーションの対策方法

毎年インフレーションで物価が上がり、現金の価値が知らぬ間に目減りしていることをご存知でしょうか。

それにも関わらず、ひたすら貯金ばかりしている方が沢山見受けられます。

日本では諸外国に比べ、多くの人が稼いだお金を株や債券などのお金を生み出してくれる金融資産に回さず、貯金として銀行に蓄える傾向があります。

その理由として

  • 現金がないと不安だから
  • 老後の為にお金を貯めないといけない
  • 株などの金融資産は暴落するかもしれないから怖い
  • 昔から親に貯金するように促された

など、他にも沢山挙げられると思います。

ですが上記の理由で何もインフレに対して対策しないようであれば、現金の価値は時間が経つにつれ下がっていく一方です。

ではインフレに対策するにはどうしたら良いのか?

答えは投資をすることです。

本記事では日本における金融資産構成、インフレ率の推移を始めとし、その対応策までまとめていきます。

日本と比較して諸外国の金融資産構成は?

まず初めに、日本と諸外国の金融資産構成を比較し、日本人はどのような金融資産を保有する傾向にあるのか、見ていきましょう。

 

統計によると、日本人は金融資産の半分以上を現金・預金にし、株や投資信託、そして債券などの利益を生み出す金融資産の割合が諸外国に比べ極端に低い事が見て取れます。

日本人の金融資産構成はやはり現金重視となっていますね。

対してヨーロッパでは約28%の、アメリカでは約50%の株、債券、投資信託等の金融資産を保有している事がわかります。

特にアメリカでは現金・預金の保有率が13.7%と低く、多くの人が投資に対して積極な事がわかります。

銀行に貯金しても無駄

皆さんご存知の通り、銀行にお金を預けても超低金利なのでもらえる利子は0に等しいです。

しかしそれでも、多くの日本人は銀行にお金を貯金し続けています。

銀行預金での利子より、インフレによる物価上昇の方が遥かに早いスピードで進行しており、あなたが銀行に眠らせているお金が年々目減りしているにも関わらずです。

銀行の利子は預け入れる銀行により変わりますが、低いところだと0.001%ほどにしかなりません。

 

では日本では一体どれくらいのインフレ率で物価が上昇しているのでしょうか?

日本の過去30年のインフレ率

1990年から2020年の30年間の日本国内のインフレ率の推移を調べたところ、平均で0.46%にも昇る事がわかりました。

出所:IMFのデータを元に作成

 

1990年のバブル崩壊後から現在にわたるまで、日本は長期のデフレに見舞われていますが、それでも過去と比べれば物価の上昇は続いています。

今後のインフレ率の動向

IMF(国際通貨基金)によると、今後5年間のインフレ率は緩やかながらも0.3〜1%の推移で上昇すると予想されていますので、現金を運用しなければ今後もお金の価値は目減りしていくことは概ね予想できるでしょう。

実は日本はバブル崩壊後から長期のデフレに見舞われており、諸外国と比べるとインフレ率はかなり低いです。

例えば過去40年間のインフレ率をアメリカと比較した時、その差は歴然です。

出所:世界経済のネタ帳

 

つまり日本の物価は僅かに上昇している程度の中、日本よりインフレの上昇率が高いアメリカなどの海外の国へ行ったときに、相対的に物価が高いと感じてしまうことが出てきます。

なので、なおさらインフレに対策する必要があります。

株式投資を始めてインフレに対抗しよう

インフレに対抗するには上で述べたように、株式投資をするのが得策です。

株式投資なら簡単に誰でも始めることができるからです。

しかし「投資とは言っても何から始めたら良いか分からない…」という方も多いと思いますので、初心者でも簡単に始められるおすすめの投資方法を2つ紹介します。

米国株の投資信託の積立

一つ目が米国株の投資信託を積立していくことです。

なぜ日本株ではなく米国株に積立するべきなのかといえば、米国株は歴史的に見ても底堅く、パフォーマンスも圧倒的に優れているからです。

以下のグラフが日経平均とダウ指数と比較したものになります。

もしあなたが1985年に1万円をダウ平均に投資していれば、今日には25万円以上になっています。

一方、先ほどの1万円を日経平均に投資していても、同期間で3倍ほどの3万円にしかなっていません。

なので私は過去の実績より、日本株ではなく米国株に投資することをおすすめしたいです。

詳細については以下の記事にまとめてあります。

投資初心者は米国株の投資信託で積立を始めてみよう!初心者が株式投資を始める際、何を買ったら良いか分からない方はアメリカ株の投資信託を積立てていくのがおすすめです。本記事ではそれについて解説します。...

米国株のETFを毎月買付ける

二つ目は方法は米国株のETFを毎月買付していくことです。

米国株のETFは投資信託と同様、米国の市場へ投資する金融商品になります。

 

米国株の購入方法については以下の記事にまとめてありますので、興味のある方は覗いてみてください。

 

番外編:おすすめのETF

ETFは極めて多くの種類が存在し、どれを選択したら良いか分からないことがあると思いますので、一番メジャーであろうETF3本を紹介します。

VTI、VT、VOOの三本です。

VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケット)

このETF1本で簡単に米国株式市場全体に分散投資できます。

さらに経費率(年率)もわずか0.03%と最安クラスの超優良ETFです。米国企業に投資したいが何を買ったらいいかわからない方にまずお勧めしたいです。

VOO(バンガード・S&P500)

VOOは主に大型の米国企業500社で構成されたS&P500指数に連動するETFで、S&P500とは米国の代表的な株価指数の一つです。

直近30年で株価は12倍以上になっており、2020/12現在もなお最高値を更新し続けています。そして経費率はVTIと同じく最安クラスの0.03%です。

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)

VTは米国を筆頭に全世界に投資しているETFです。

米国企業だけではなく、世界に分散させて投資したい方に向いています。

経費率は0.08%と上記の2つのETFに比べればやや高めですが、それでも十分安水準です。

今回紹介した3つのETFはあまりにもメジャーなので多くの人がお勧めしていると思いますが、実際にパフォーマンスにも長けていて、分散投資もできるので長期投資には打ってつけです。

ETF選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

最後に

銀行預金の利子が低く貯金してもお金が増えないのは周知の事実ですが、インフレの影響でお金の価値が知らぬ間に目減りしているというところまで考えてる方は少ないのでは、と思います。

そして今後もインフレにより物価が上がっていくことは予想されていて、今の100万円が将来でいう50万円まで落ちていくというのも考えられなくはありません。

そのためにもお金をただ銀行に預けずに、今のうちから株や債券などで長期間に渡りお金を運用し、将来の貯蓄を増やす準備をする必要があるのではないでしょうか。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA