仮想通貨

【日本版コインベースの口座を開設してみた】特徴は何?

2021年4月に米国株式市場に上場し、同年8月に日本で新しくサービスを始めた仮想通貨取引所のコインベース。

国内にはCoincheckやbitFlyer、bitbankといった仮想通貨取引所が10種以上存在しますが、コインベースはどういった取引所なのでしょうか?

調べてみるために、試しにコインベースの口座を開設してみました。

本記事ではコインベースの現状(2022年6月時)においての特徴や手数料、今後期待したいことなどをまとめていきます。

コインベースとは

コインベースは100カ国以上で展開しており、世界で7300万人以上のユーザーを持つ仮想通貨取引所です。

高いセキュリティや信頼性を構築していることや、初心者にとって使いやすいインターフェイスを用いていることから人気を集めています。

コインベース(日本版)の特徴とできること

コインベースは日本で利用可能になりましたが、実はアメリカのコインベースとは全然スペックが違ったりします。

例えば取扱数が少なかったり、入金手段が限られている等ですね。

なのでコインベース(日本版)の特徴を以下にまとめました。

コインベース(日本版)の特徴
  • 取扱銘柄数が5種類のみ
  • 入金手段が三菱UFJのみ
  • Coinbase Earnが利用できない

一つずつ簡単に触れていきますね。

取扱銘柄数は5種類のみ

コインベース(日本版)で取引できる仮想通貨は

  1. ビットコイン
  2. イーサリアム
  3. ライトコイン
  4. ステラルーメン
  5. ビットコインキャッシュ

の5種類のみです。

国内の取引所では10種類以上取り扱っている場所も多いので、コインベースの5種類というのはかなり少ない方です。

ちなみにアメリカ版では100種類以上の銘柄を取り扱っているそうなので、日本版とは雲泥の差があります。

日本は仮想通貨が取引できるようになるまでの過程が厳しいのでアメリカと比較しても仕方ないですけどね・・・

入金手段が三菱UFJ銀行のみ

コインベースはクイック入金が利用可能ですが、対象の銀行は三菱UFJ銀行のみです。

なので現状は三菱UFJの口座を持っていない方は入金すら出来ません。

コインベースによると、今後入金手段の拡張を行なっていく予定だそうですが、いつになるかは公開されていません。

Coinbase Earnが利用できない

Coinbase Earn(コインベースで稼ぐ)は特定の仮想通貨について勉強することで、報酬としてその仮想通貨がもらえるLearn to Earnサービスです。

Learn to Earnとは、学ぶことでお金が稼ぐことができる新しい仕組みです。他に似たようなものに、Move to Earn(動いて稼ぐ)やPlay to Earn(遊んで稼ぐ)があります。

画期的なサービスではありますが、私がコースを始めてみようとしたところ、ページにアクセスすることが出来ませんでした。

なので日本版ではサービスが一時的に中止されていることが考えられます。

仕組み自体はとても面白いので、復活したら利用してみたいですね。

手数料はどれくらい?

コインベースで仮想通貨を取引時にかかる手数料は約1.99%です。

しかし20000円以下の場合は異なった手数料が適用されるので表にまとめました。

金額毎の取引手数料
1000円以下 99円
1000〜2500円 149円
2500〜5000円 199円
5000〜20000円 299円

参考:https://www.coinbase.com/legal/fees_disclosure

手数料の内訳を見る限り、取引額が少ないほど手数料の比率が高くなる傾向があることが分かりました。

なのである程度まとめて取引することで手数料を抑えられますね。

例外として15000円〜20000円であれば1.99%以下の手数料で取引できます。

今後のコインベース(日本版)に期待したいこと

国内の既存取引所と比較すると、コインベースで取引するメリットは現状あまりないかなといった印象です。

私は試しに口座開設をしてみましたが、三菱UFJ銀行の口座を持っていなかったので入金すら出来ませんでした。

同じような方も多いのでは・・・?

ということで、今後のコインベース(日本版)で実現したら面白いなと個人的に思うことを3つご紹介します。

  1. ステーキング機能の追加
  2. Coinbase Cardの導入
  3. Coinbase Earnの復活

ステーキング機能の追加

アメリカ版のコインベースでは特定の仮想通貨をステーキングすることが可能ですが、日本版ではまだ出来ません。

ちなみにアメリカでステーキング可能な銘柄は以下の5種類です。

  1. Algorand (ALGO)
  2. Cosmos (ATOM)
  3. Ethereum (ETH)
  4. Tezos (XTZ)
  5. Cardano (ADA)

 

イーサリアムを取り扱っているのはとても魅力的なので、日本でステーキングが出来るようになったら私も試してみたいです。

日本語版のステーキング紹介ページはあるので、今後利用出来るようになるかもですね。

ステーキング可能な国のリストはこちらを参考にどうぞ

Coinbase Cardの導入

出所:Coinbase

Coinbase Cardはデビットカードの一種で、使用した額に応じて最大4%分の仮想通貨が付与されるカードです。

日本ではまだサービスが開始されていませんが、既にヨーロッパでは多くの国で利用されています。

このカードでは付与される仮想通貨を選択することができ、その仮想通貨の種類によって付与額の割合が変動します。

付与率 仮想通貨名
4% ステラルーメン
4% ザ・グラフ
1% ビットコイン
1% イーサリアム

 

ステラルーメンやザ・グラフという仮想通貨の場合は付与率が良いですが、ビットコインやイーサリアムは1%なので普通ですね。

ポイントでバックされるよりも仮想通貨が欲しいなんて方には面白いカードかもしれません。

Coinbase Earnの復活

先述通りCoinbase Earnは特定の仮想通貨について学習すると、報酬としてその仮想通貨が貰えるサービスです。

Learn to Earnは仮想通貨についての知識をつけつつ、同時に稼げるという理想な過程なので個人的には試してみたいです。

現在は利用できないようなので、サービスの復活を願ってます。

早く利用できるようにならないかな・・・

まとめ

現状のコインベース(日本版)は取扱銘柄数が少なかったり、入金手段が限られていたり、取引手数料が低くなかったりと、あまり魅力は感じない取引所かなと思います。

コインベースさんすみません・・・

ただアメリカ版では仮想通貨のステーキングでインカムゲインを稼げたり、Coinbase Earnで仮想通貨が貰えたりと実践してみたいサービスも多種あります。

なのでこれらのサービスが日本に導入され、新たな取扱銘柄数や入金手段が追加されたら面白そうだなと思ってます。

今後のコインベースの行方に要注目ですね。

 

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